昨日の内容をちょっと整理

 なんか昨日は感情的に書いてしまったような気もしますのでちょっと冷静にアニメファンがなぜあの新ヤッターマンOPを否定するのかちょっと分析してみたいと思います。

 まず、これは今回担当することになった2人が悪いというわけではありません。ここで問題なのは「どういったターゲット層にアプローチをするのか」と「ヤッターマンの歌を新しい人で使う以上元の曲の勢いを殺さずにアレンジできるか」ではないかと思います。まず最初の内容ですが、当時見ていた世代やその子供親子二代で楽しむものというならまず親が「あ、この曲は…」と思わせることが重要になります。それを考えると次の内容へと繋がるのですが確かにイントロを聞いた時点で親が反応するという部分では正解だったんです。ところがほとんどのOPは結構力強く、勢いがあります。それと比べても明らかに勢いがないのです。

平成版 http://www.nicovideo.jp/watch/sm2037526

昭和版 http://www.nicovideo.jp/watch/sm2039767

 これを比べると分かるのですが曲としては成立しているものの「番組の顔」と呼べる主題歌がこんなもので見る気になる?という疑問が出てきてしまい、このような騒動になってしまったといえるのではないでしょうか。これでは山本さんが「ヤッターマンを切ろう」と思ってしまうのも無理はないと思います。本当に今テレビで見る作品全てにいえることなのですが、注目を集める作品やリメイクであればこそ変にタイアップやアレンジをせず、当時の音を今の録音技術に変えてみるとか勢い任せの曲にするとかのほうがまだましだったのではないのでしょうか?作品の内容はほとんどの人が満足いくレベルに入るとは思いますが、せっかくあれだけ力を入れたOP映像に対して曲が思いっきり浮いてしまうんです。それを考えると本編以外にもこういう部分をないがしろにしてしまって全て滑ってしまった感じになりかねないのです。勿論ヤッターマンは以前のものと比べられてしまう部分はありますが、それを差し引いてもOPからEDまでが番組のないようだと個人的には思うのでもうちょっと頑張って欲しいと思います。

あと、このようなものもあってので掲載
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2041621