最後に意外なワイルドカード

 リアルタイムで仮面ライダー電王見てました。最終回らしくシリアスで突っ走っていましたが、その中にちゃんと笑える部分を入れているんですよね。Aパートではリュウタがいなくてモモと良太郎の2人で挑むというシーン。このときの「俺たち二人〜」のあたりでえー、リュウタは?と思ったり。トータルで見ても完成度は高いですね。ジーク登場時にはちゃんとウイングフォーム待機音がなって分かりやすいし、そしてよーくBGMを聞くと聞きなれたメロディ…ってDouble-Action Wing Formじゃないか!?実際EDクレジットにもちゃんとこの表記があります。やってくれたぜ、スタッフ。最後の最後でこんなカードを切ってくるとは…これはあれですか?劇場版のディレクターズカット版発売時にはちゃんと入るんですよね?本当に答えは聞かないけど!!

 最後の攻撃のつなぎもうまかったなぁ、それにちゃんとアルタイルフォームとベガフォームも出したしデネブと同時に「最初に言っておく!」のコンビネーションも見事。そしておかんのずれた発言も健在。「最後に言っておく!!侑斗をよろしく!」って、敵に言うことかい!と突っ込んでしまいました。ウイングフォームはやはりベルトバックルが違うから無理だったけど最後で自分の意志でガンフォームから変身し、アックス・ロッド・ソードと繋げていったのは良かった。

 シリアスのまま終わらないのがやっぱり電王。消えて盛り上がっているところに映るモモの頭。そんで持ってフリップ持って「俺、参上!」って…一気に温度差がありすぎる内容で笑った。やっぱこれが電王だわ。

 トータルで見ても今までの平成作品のなかで一番綺麗な終わり方をしているのではないでしょうか。こんな内容なら2期あっても言いかなぁと思ってしまいます。またいつかモモ・ウラ・キン・リュウや良太郎たちとのドタバタな日が見れることを願って…