前にもあげたこの問題

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071211-00000000-jct-ent
痛いニュース(ﾉ∀`) : 有名タレントの「アニメ」声優起用で「本職」が失業危機、転職も - ライブドアブログ
　２ちゃんねるのコメントはやや過激なのもありますが、実際問題話題「だけ」でタレントを使うことが多いのではないのでしょうか？満月をさがしては実際主役が元チェンジングマイセルフのmicoさんと現桜塚やっくん（当時は本名名義）でしたが、他は結構声優陣が誰でも知っている方だったりしてうまくサポートは出来ていたと思います。実際タレント器用ではあるもののこのアニメは歌がキーになるところもあるため役者と歌い手を統一したかったと言うのが本音なのではと思います。話がずれましたが、実際純粋にアニメ・作品を楽しみたい人や原作ファンからすると「もう見たくない」「違和感がありすぎる」というような意見もでてきてはおかしくないのではないのでしょうか？実際には出ているようで、yahooの意識調査でも８割の人が「本職の声優がいい」という意見があります。
http://polls.dailynews.yahoo.co.jp/quiz/quizresults.php
　ただ、前回も書きましたが、こういう話題性を集めるならアニメファンでなくても演技に納得がいく（違和感を感じさせない）人をキャスティングして欲しいです。最近は話題性だけでそれまでの吹き替えでのイメージを無視した配役変更が目立ちすぎているのではと思います。自分が見るのは吹き替えの場合が多いのですが、雨上がり決死隊の宮迫さんはコントキャラでやって欲しくはなかったです。（当時ヴァンヘルシングで宮サ子名義で出演している）こういう場合上からの圧力だとは思いますが、タレント起用で主役など長時間出演する役をやるならオーディション、そうじゃないならガヤ（居酒屋やファミレスなどでのメインの後ろでの喋り）とかちょい役とかのほうが良いと思う。実際見た中でポケモン初期の映画が一番良いです。当時はおはスタが現在の放送と同じ形式になった頃でしたが冒頭だけ当時ＭＣのレイモンドさんが出てきたり、演出に関しても文句はあまりつけにくいと思います。それにこの頃はまだタレントや若手役者が出演していてもほんの数カットに声を当てるとか言うパターンが多かったのではないのでしょうか。それを考えると現在、商業優先でクオリティ無視の傾向があるのではないのでしょうか？こういう劇場作品は普段の作品と違って莫大なお金が動くのが分かります。でも、商業優先で実際成功しているかと言えば失敗の傾向が強いのではないのでしょうか？

　ただ、これはアニメの役者側の問題だけ出なく、音楽面でも同様の問題を抱えているのではないのでしょうか。特にavexとsonyはこの傾向が強いと思います。歌詞とかが世界観にあっていれば問題ないのでしょうが、どう聞いても「合っているか？」という曲も目に付きます。とくにガンダム00が最もいい例ではないでしょうか？この問題がなくならない限り熱狂的なファンを除いてＤＶＤを買いサントラまで手を出す、というようなこともないと思います。本当に好きな人はそういう部分まで見ていたり、何度も足を運んだりするのではないのでしょうか。それを考えると今のスタイルを続けていけば確実に興行収入は下がっていくと思います。それを考えると人気だけあるタレントを使ってドラマ化をするという部分も今回の内容と同じ問題を抱えているのでしょうね。それを考えると本当の意味で役者とはなんなのか考えないと今のドラマ人気低迷が続くのと同じなんでしょうね。

　ちなみに個人的に本当に声優でもいいと思える人は自分が見てきた中で
・三輪明宏さん
・竹中直人さん
・松たか子さん
・大泉洋さん
・天野ひろゆきさん
・桜塚やっくん
　が思い浮かびます。（他にもこの人もうまいと言うのもあるでしょうが、自分が見た作品からなので）よく考えたらほとんどの方が舞台経験のある方です。それを考えるとお笑いである2人が入るのはテンションの上げ方がアニメと似た形でネタを披露しているという事になるのかもしれません。今回の問題はこのまま暗にタレントを起用するなら本職の声優をという意見ですが、お笑いやタレントの中では顔が分かっていてもイメージを拭い去れる力があれば問題ないと思います。話題先行より求めるのはトータルの出来で見る人もいる、と思います。テレビ放映でフジのタイタニックとかがこけたのがそのもっとも足る例ではないでしょうか。やっぱり舞台経験のある方がタレントとして活動している人よりきちんと違和感なく役を演じているので問題ないのですが、そのことに気づいているのは現場サイドだけで、広告代理店とかはまったく気づいてないのかもしれませんね…